採用案内パンフレット制作実績
(業種|製造業)
三菱マテリアル株式会社
大手製造業の新卒高校性向け採用案内パンフレットのデザイン

高校生、保護者、先生のそれぞれに理解と共感を促すメッセージとデザインの開発
課題:高校生の記憶に残り、保護者・教員の信頼を勝ち取る採用ブランドの構築
中四国地方を中心とした高卒新卒採用において、競合他社がひしめく中で、いかにして「三菱マテリアル直島製錬所」という社名を高校生の記憶に強く残すかが最大の課題でした。高校生に対しては、製造業や製錬所という職種に対して抱きがちな「堅い」「難しい」といったイメージを払拭し、「自分もここで働いてみたい」という初期衝動を喚起する必要があります。一方で、進路指導を行う教員や、最終的な意思決定に影響を与える保護者に対しては、企業としての安定性や将来性を正しく伝え、安心して送り出せる職場であることを訴求しなければなりません。生徒の感性に響く「情緒的価値」と、大人が納得する「機能的価値」のバランスを最適化し、ターゲット全員にアプローチするコミュニケーション設計が求められました。
解決:「誇り」と「仲間」をテーマに、スケール感と人間味を両立させるデザイン戦略
採用コンセプトの柱として「誇れる仕事がある。頼れる仲間がいる。」というメッセージを策定しました。提案段階から重視したデザイン戦略は、写真を大きく大胆に使用し、理屈よりも先に視覚的なインパクトで「働くイメージ」と「楽しそうな雰囲気」を直感させることです。完成したパンフレットでは、直島の美しい夕景や巨大なプラント、そして真剣な眼差しで作業する社員の表情をドラマチックに切り取り、世界トップクラスの技術を支える仕事のスケール感を表現しました。同時に、先輩社員のインタビューページを充実させ、オンの厳しさとオフ(寮生活や部活動)の温かさのギャップを丁寧に描写。パンフレットだけでなく、ポスターやチラシ、映像制作までトータルでデザインを手掛けることで、すべてのタッチポイントにおいて「前向きで活発、規律を守れる、元気が良く誠実」という求める人物像と企業風土がリンクするよう、一貫したトーン&マナーで世界観を統一しました。
成果:「直島で働く」ことへの憧れと安心感を醸成する採用パンフレットの実現
リニューアルの結果、単なる業務説明に留まらない、企業の「体温」が伝わる採用ツールが完成しました。表紙から続くエモーショナルなビジュアル展開は、高校生の興味を惹きつけ、ページをめくるごとに仕事へのモチベーションを高める構成となっています。また、福利厚生や教育体制などの「納得感」のある情報を整理して掲載することで、保護者や教員への説得材料としても機能するツールとなりました。映像やポスターと連動した多角的な展開により、ターゲットに対して「三菱マテリアル直島製錬所」のブランドイメージを深く、正しく浸透させることに貢献しています。
採用パンフレット、採用ムービー、採用ツールを統一的にデザイン制作
課題:地理的な心理ハードルを下げ、豊かな生活環境を具体的メリットへ転換する
直島という離島での勤務・生活に対して、高校生や保護者が抱く「生活は不便ではないか」「孤立するのではないか」という漠然とした不安を解消することが、採用活動における重要なステップでした。そのため、単に仕事内容を紹介するだけでなく、そこでの「暮らし」がいかに快適で魅力的であるかを具体的にイメージさせる必要がありました。ターゲットへの訴求ポイントを「仕事のやりがい(誇り)」「直島の暮らしやすさ(快適さ)」「福利厚生の充実(安心)」の3点に絞り込み、離島勤務というネガティブになりがちな要素を、むしろ「豊かな生活が送れるポジティブな要素」へと転換させることが本プロジェクトの大きなテーマでした。
解決:「暮らしやすさ」と「人」にフォーカスしたコンテンツとデザイン
この課題に対し、私たちは「高校生が読んでも興味深く、教員・保護者が読んでも納得感のある内容」を目指し、特に生活面と人間関係の描写に注力しました。誌面では、片道55円で利用できるフェリー補助や、食費を抑えられる食堂、充実した寮設備といった具体的な数字やファクトをイラストや写真を交えて分かりやすく紹介。また、先輩社員のインタビューでは、仕事のやりがいだけでなく、休日に同僚と岡山や香川へ遊びに行くエピソードや、寮での鍋パーティーなど、公私にわたる「仲間の絆」にフォーカスを当てました。さらに、これらの情報を採用パンフレットだけでなく、採用ムービーや身近に残るグッズ(クリアファイルやチラシなど)にも展開し、日常的に目に触れることで愛着を育むクロスメディア戦略を実行しました。
成果:「働く」と「暮らす」の解像度を高め、エントリーへの意欲を後押し
完成したクリエイティブは、直島製錬所が持つ「世界規模の仕事」というダイナミズムと、「温かいコミュニティ」という二つの魅力を余すことなく伝えるものとなりました。特に生活情報の充実は、親元を離れて就職する高校生と保護者の不安を払拭し、「ここなら安心して生活できる」「お金も貯まって楽しそう」という具体的な将来像を描かせることに成功しています。また、パンフレットだけでなく、ポスターやチラシ、映像制作までトータルでデザインを手掛けることで、すべてのタッチポイントにおいて「前向きで活発、規律を守れる、元気が良く誠実」という求める人物像と企業風土がリンクするよう、一貫したトーン&マナーで世界観を統一しました。パンフレット、チラシ、クリアファイル、映像という複数の媒体を通じて、一貫して「人を大切にする企業姿勢」を発信し続けたことで、採用ブランディングの強化と、ターゲットの志望意欲の向上に寄与する成果物が生まれました。







