制作実績

パンフレット制作実績

日本財団パラスポーツサポートセンター

福祉団体のイメージを覆すパンフレットのデザイン

当事者たちと触れ合い、パラスポーツの本質をかたちにする

2021年夏、多くの人を熱狂の渦に巻きこんだ東京オリンピック。大会をきっかけにして、パラリンピックやパラスポーツに関心を抱いた人も少なくないでしょう。そんなパラリンピックの盛り上がりに一役買ったのが日本財団の「日本財団パラリンピックサポートセンター」(パラサポ)です。競技団体の基盤整備やアスリートが競技に集中できる環境整備などに尽力した、いわば陰の功労者。パラスポーツ界からの要望もあり、大会終了後に団体名を「日本財団パラスポーツサポートセンター」に改め、パラサポの活動を継続しています。こうした実績を紹介するとともに、パラスポーツの魅力を発信するために制作されたのが、こちらのパンフレットです。表紙にある「i enjoy!」はパラサポの活動コンセプトで、自分らしく生き生きと競技に打ちこむパラアスリートの姿勢を表現しています。この「i enjoy!」をパンフレットの構成やデザインに落としこむことが、制作にあたってのテーマになりました。まずはパラスポーツへの理解を深めようと、ゲットアップアンドデザインの担当者たちもパラサポが実施している研修プログラムに参加。パラアスリートやその関係者との交流を通じて、本質を追求しました。一般的な制作業務と比べて遠回りのようにも思えますが、パラサポの提供価値を表現するためになくてはならない工程だったといえます。

祉団体の“お堅い”イメージを払しょくする、遊び心に満ちたパンフレット

パラサポのご担当者からの要望は「ウィットに富んだパンフレットにしたい」でした。よくある“お堅い”内容にはしたくない――、チャンレンジングな試みを続けてきたパラサポならではの着眼点です。それを受けて、我々の方で構成やデザインなどを精査していきました。冒頭は、細かなテキストに頼ることなく、見開きページを立て続けに配置。ワクワクするような配色を取り入れて、直感に訴えかける誌面を意識しています。また、すごろく風にアレンジした「沿革」も見どころのひとつ。親しみやすさが強調されるほか、1コマ1コマ未来を目指す姿を想起させるのが狙いです。親しみやすさでいえば、「キヅキくん」もその役割を担っています。こちらからの提案で、ビックリマークをキャラクター化。はじめはあしらい程度の使われ方でしたが、パラサポのご担当者の心に刺さったようで、誌面の随所に散りばめられることになりました。そして、パンフレットをテンポよく読み進めていくと、最後に「内福薬」と題したポケットが登場。団体が実施している研修プログラムを薬に見立てた説明書が中に入っており、最後の最後まで遊び心に満ちています。