制作実績

採用案内パンフレット制作実績

株式会社合田工務店

不動産建設会社のブランドイメージを変える採用パンフレットデザイン

課題解決・目標達成のために
クライアントにはチャレンジングな
選択をしていただくこともあります

合田工務店は、香川県で創業し、現在は香川・東京の2拠点で事業を展開する老舗の建設会社です。香川県内では空港や学校、医療施設などの大型案件を数多く手がけるほか、東京都内のデザイナーズマンションの施工数はトップクラスの実績を誇ります。ご依頼は、東京での新卒採用活動のためのパンフレット。大手ゼネコンやハウスメーカーなど競合企業がひしめく中で採用活動を成功させるために重要なのは、数多くの建設会社の中でも際立つ合田工務店の特長を明確化し、その上で共感を得ること。そこで注目したのは、合田工務店全社的に共有されている価値観や、仕事への向き合い方でした。経営方針や社風は、学生が就職先を選ぶ上でも強く関心を寄せる事柄のひとつ。トップへのヒアリングの中で伺った、鉄筋の全数検査など品質への強いこだわりや、社員の方々の実直な仕事ぶり、「顧客のリピート率90%」という実績にフォーカスし、「一本気」というコンセプトワードを導き出しました。創業60年以上の歴史があり、長年にわたって受け継いできた言葉を大切にする同社は、当初、「一本気」のような新しい言葉を用いることにあまり積極的ではありませんでした。しかし、合田工務店の強みが価値観や姿勢にあること、そしてその強みをインパクトを持って打ち出す言葉が必要であることを改めてご説明したところ、最終的には「これでいきましょう!」とご理解いただくことができました。

企業のコアバリューを
徹底して追求したからこそ
「一本気」の表現が生きてくる

採用活動において、WEBという媒体の重要性は増し続けています。そうした中、紙のパンフレットが担うべき役割はより明確になってきていると言えます。就職活動期間中、ずっと学生の手元に残り続けて企業の存在を印象づけ、折に触れて見返すことで入社意向を高めていく。その役割を最大限に果たすため、パンフレットならではの内容・表現が求められます。施工実績の詳細な紹介はWEBサイトに任せ、パンフレットでは合田工務店の「人」をリアルに・魅力的に見せることに集中しました。例えば若手社員インタビューは、読み手に「一本気」な社員一人ひとりと直接向き合っているかのような感覚を読み手に与えるような内容・表現を目指しています。まるで合田工務店の社員に会いに行っているかのような印象を持ってもらうよう、作り込んでいきました。写真一つとっても、「人」を魅力的・印象的に見せるための細かな工夫を徹底しました。例えば、背景にはあえて建設現場や建築物を使わず、背景紙に身体の影を写り込ませることで立体感を演出しています。このように、ヒアリングを通じて策定した「一本気」のコンセプトを細部にまで反映させることで、合田工務店の強み・らしさを効果的に伝え、それに共感する学生の入社意向をじわじわと高めていくことを目指しました。