会社案内制作実績
(業種|メディア)
株式会社KADOKAWA
世界展開を視野に入れ、新事業のブランディングを兼ねた会社案内

一大プロジェクト開業の
ブランディングを兼ねて
紙面構成を築きあげる
角川書店を前身とする株式会社KADOKAWAは、出版事業をはじめ映像事業、版権事業、デジタルコンテンツ事業など様々な領域に進出。その魅力あふれる独自のコンテンツは、国内のみならず海外でも広く知られるところです。当パンフレットは、創業からグローバルビジネスに展開した現代に至るまでの約70年間の業績を収めた会社案内になります。KADOKAWAブランドを普及促進するためのツールとして作成するに至りました。当時、所沢市と連携した地域づくりプロジェクト「ところざわサクラタウン」が開業準備の最中にありました。サクラタウンは、日本の漫画やアニメを世界へ発信する複合型施設で2020年7月の開業を予定しています。パンフレットの作成は、この一大事業の開業を踏まえてのブランディングを兼ねたものになっています。記事の優先順位や配置順序など効果的な紙面構成になるよう意識し、日本語版・英語版を作成することに。比較的短い制作期間ではありましたが、大きな節目を迎えようとするKADOKAWAの高い志が詰まっています。
KADOKAWAの足跡を
視認性を重視したデザインで
過不足なく伝える
ホワイトを基調とした表紙には、社名とともにKADOKAWAの象徴ともいえる鳳凰のロゴを配しています。さらに2013年の関連会社合併で打ち出された「新しい物語をつくろう。」のキャッチフレーズも。中面1見開き目には、鳳凰マークの成り立ちや角川書店創業のストーリーを紹介し、読み手をこちらの世界観に引きこむ仕掛けを取り入れています。ページ下部には、KADOKAWAグループの変遷を第一期から第八期に分けて併記しています。続いて、役員メッセージを挟んで目下進行しているオリンピック・パラリンピック事業の記事へ。「KADOKAWAグループの事業領域」では、KADOKAWAを中心に展開する関連会社や事業を一覧で紹介しました。「DX戦略領域」や「IPEx領域」「IPクリエイション領域」など手がける分野は多岐にわたりますが、各事業領域ごとに色分けして視認性を高めています。以降、各事業領域の詳細ページに移りますが、それぞれページでは作品の書影や図版、チャートなどを多用。配置にメリハリをもたせているため、間延びした印象あたえることなく、ひとつの読み物のようにKADOKAWAの足跡を辿ることができるわけです。これまでの取り組みから、これからの取り組みまで。過不足なく網羅され、今後の事業展開に期待をもたせる一冊になりました。